5歳のときに将棋と出会い、14歳2カ月のプロデビューから4年足らずで、数々の史上最年少記録を塗り替えてきた天才棋士・藤井聡太。その「強さ」の本質はどこにあるのか。さまざまな証言をもとに、才気走る少年時代から空前絶後の二冠獲得までの進化の軌跡をたどる。
藤井聡太二冠 主な最年少記録
●詰将棋解答選手権優勝(12歳8カ月)●三段昇段(13歳2カ月)●四段昇段(14歳2カ月※当時)●公式戦初勝利(14歳5カ月)●29連勝で最多連勝記録更新(2017年6月)●五段昇段・一般棋戦優勝・六段昇段(15歳6カ月)●七段昇段(15歳9カ月)●新人王獲得(16歳2カ月)●公式戦通算100勝(16歳4カ月)●史上初の3年連続勝率8割(2019年度)●タイトル戦挑戦(17歳10カ月)●タイトル獲得(17歳11カ月)●二冠達成(王位・棋聖)・八段昇段(18歳1カ月)