静岡県浜松市の、ある中小企業の環境への取り組みが、国連に評価され、公式ホームページで紹介されました。多くの経営者は、『利他の精神』ではなく、『自我意識』で経営している――。目先の損得で考えており、物事の善悪で考えていないために、私の返答の真意が伝わらない、と著者はいいます。正しいことをする、曲がったことはしないという、しっかりした価値観を貫く企業は、優秀な人材を呼び込み、ブランド価値を高め、顧客や取引先の信頼を勝ち得ると、著者は考え、日々、実践しています。つまり『利他の精神』を含めてのモラル(道徳)をベースにした経営こそが、これからの時代の主流になるというのです。