今年から日本国内でも開始される見込みの新型コロナウイルスに対するワクチン接種。国内外の企業がワクチン開発、製造競争を行っている中で、私たち日本人はどのワクチンを接種するのが良いのでしょうか。本書ではワクチン・微生物の研究を40年以上にわたって続けている著者が、免疫の仕組み、ワクチンが効く仕組み、そして数多くあるワクチンの種類と特徴、今考えられる最も適切なワクチンについて解説していきます。これからワクチン接種を考えていくためにぜひ参考にしてほしい一冊です。
目次
第1章●ワクチンは新型コロナウイルス感染症を終息させる希望の光
第2章●ワクチンを理解するために知ってほしい免疫の話
第3章●ワクチンとは何か
第4章●新型コロナウイルスに対して、どのワクチンが有効なのか
第5章●ワクチン後進国から脱却を
著者プロフィール
奥田 研爾
横浜市立大学名誉教授。感染症専門医・ワクチン学専門。
1971年に横浜市立大学医学部を卒業後、ハーバード大学、メイヨークリニック等でアシスタントプロフェッサー、デューク大学客員教授等を歴任。
1983年より横浜市立大学医学部微生物学教授、2001年より同大学医学部長、副学長等を兼任。
2010年より同大学名誉教授となり、2012年にワクチン研究所を併設した奥田内科を開院。
日本細菌学会名誉会員、緑膿菌感染症研究会名誉会員。
日本感染症学会、免疫学会等の評議員、感染症制御専門医。
英文原著論文約350編。著書に『新型ワクチン』(創英社)、『この『感染症』が人類を滅ぼす』(幻冬舎)、『新型コロナウイルス終息へのシナリオ』(主婦の友社)など。