イラストレーターの太田裕子さんの児童文学用の装画作品をインスタで偶然拝見したので、新たに装丁をつくりました。普段のお仕事は生活感のある実用的なイラストが中心。大変実績のある方で安定感があります。絵の具や、布素材、刺繍などでいろいろ試行錯誤されているそうです。装画はお仕事のタッチと違いデザイン性を感じる独創性のあるもの。僕の作業の説明をしますと、少し彩度を上げ、絵を大きめにトリミングし、迫力を出します。元々左上に手書きの書名が入っていてとてもよかったのですが、既存の書体に置き換えて加工し、帯側に配置しました。冒険心溢れた明るく楽しい雰囲気が伝わればと思います。