「再生エネルギーで日本の未来に安心を届ける」という理念を掲げベンチャー企業を興した著者は太陽光に始まり、風力、地熱発電事業を進めてきました。東日本大震災の被災地では電力が不足し、発電機を提供、寄付した著者の取り組みは高く評価されました。しかし、エネルギー事業を行う企業経営においては、多くの危機がありました。ピーク時には年商70億円規模だった太陽光発電事業に見切りをつけ、前例のない新事業への転換、そして長年の研究の末、開発した「水をエネルギー源とした水素発電機」の普及を現在進めています。本書は著者の経営者としての半生を描いた物語であり、自社の技術力をグローバルに広げるためのビジネス論です。